【獣医師解説】愛猫を安全に病院に連れて行く方法

 

2.入れ物の選び方

 

◆どんなキャリーを選べばよい？

キャリーは、体格にあった物を選びましょう。

 

ねこちゃんは狭い場所を好むので、キャリーが大きすぎると不安を覚えてしまいます。ねこちゃんが中でリラックスして横になれる程度の大きさがオススメです。

キャリーの素材は柔らかいものから硬いものまでたくさんありますが、動物病院を受診する際はなるべく骨格がしっかりとしたものだと、スタッフがねこちゃんを扱いやすいのでオススメです。

また、動物病院では待ち時間が長くなる事もあるので、骨格がしっかりとしたものはねこちゃんの足場がしっかりするため安心です。

◆キャリーに慣れさせるには？

ねこちゃんを見慣れないキャリーに入れて連れて行くのは大変ですよね。

 

普段からお家の中にキャリーを置いて自由に出入りできるようにしておくと、キャリーへの恐怖心を払拭できるかもしれません。

キャリーに慣れさせておくことは、動物病院への通院だけではなく災害時の避難にも役立つので、是非試してみてください。

◆洗濯ネットに入れる

怖がりな性格のねこちゃんの場合、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れるという方法があります。

 

ねこちゃんは洗濯ネットにいれると不思議と落ち着いてくれる事が多いです。

脱走防止策としても非常に有効なので、パニックになってしまう可能性があるねこちゃんは是非試してみてください。

その他、キャリーの上からタオルをかけて視界を遮ってあげると、ねこちゃんがより落ち着けるかもしれません！

3.お薬をつかって落ち着かせる方法

色々な方法を試しても、どうしても連れ出すと怒ってしまったり、動物病院に行くとパニックになってしまう子はいます。

怒った状態のねこちゃんを無理やりおさえつけて検査や処置を行うことは、ねこちゃんにとっても動物病院スタッフにとっても良いことではありません。

その場合はお薬を使ってねこちゃんを落ち着かせる方法があります。

◆どんなお薬？

来院時のストレスを軽減する目的として「ガバペンチン」というお薬が使われることが多いです。

このお薬は神経の興奮を抑える効果があるため、軽い鎮静効果があります。神経障害に伴う痛みやてんかんの治療などの治療などに使われるお薬ですが、来院時の興奮を抑えるためにも使用できます。

その子の性格によって当日の朝（来院の3時間前）に投薬を行い、必要であれば前日の夜にも投薬をします。

このお薬は興奮してしまってから飲んでも効果がないので、お家で落ち着いている状態で投薬する事が大切です！

◆気を付けること

ガバペンチンには血圧を下げる効果もあるので、腎臓が悪い子などは投薬に注意が必要です。

これまでに腎臓の治療をした事がある子がガバペンチンの処方を希望される場合は、獣医師によく相談してくださいね！

まとめ

今回はねこちゃんを安全に動物病院へ連れて行く方法について解説しました。

健康な時から病院にいくための準備をしておくことで、いざという時に必ず役に立ちます！ぜひ色々な方法を試してみてください！

バウワウ プレイスでは、無添加で安全安心なドッグフードを取り揃えています。

バウワウ プレイスでのお買い物なら、2％ポイント還元！！

パートナーのドッグ・キャットフード・おやつ・ケア用品を安心して探したい方はぜひバウワウ プレイスをご利用ください。